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Cross talk CROSS TALK

CROSS TALK

設立10周年、ひとつの大きな節目を迎えたオンライフ。
これまでの歳月の中で、代表は何を感じてきたのか。

<「美と食」を通じて人々の生活を豊かにする>
理念の裏には、どんな思いが隠されているのか。
そして、今後どのようなビジョンを思い描いているのか。

このふたりが、いま本音を明かす。

  • 高崎航 Takasaki Wataru

    高崎航WATARU TAKASAKI

    株式会社オンライフ 代表取締役
    神奈川県鎌倉市出身。仕事に打ち込むハードワーカー、仲間を盛り上げるムードメーカー、そして美食家という面を併せ持つ。
    オンライフでは、Eコマース事業部を統括している。

  • 対談
  • 持丸正裕 Mochimaru Masahiro

    持丸正裕MASAHIRO MOCHIMARU

    株式会社オンライフ 代表取締役
    東京都足立区出身。アウトドア・スポーツとワインをこよなく愛し、ソムリエ・スクールを運営する傍ら、自らもソムリエである。
    オンライフでは、ワイン&レストラン事業部と海外部署(台湾支社)を統括している。

出会い、創業、大きすぎる失敗から得た教訓とは

持丸:
オンライフも、立ち上げてから10年経つわけだけど。長いようで、短かったような気もするよね。
高崎:
うん、長くもないし、あっという間でもなかったね。色々あったけど、喉元過ぎればなんとやら。ってやつかな。(笑)
持丸:
よく言えばポジティブだよね、ふたりとも。そもそも性格的に。(笑)
高崎:
くよくよ悩んでるくらいの時間があったら、常に半歩でも良いから前に進む。いつもそんな感じだね。
持丸:
昔からそこは変わらないよね。昔と言えば、初めて(高崎に)会ったときは胡散臭い人だなって思ったね。なんか(味が)マズいサプリ売ってたし。怪しいなって。(笑)
高崎:
こっちはね、(持丸が)初めて会う約束に寝坊してきて、オマケに山手線逆方面に乗っちゃうんだから、「こいつ大丈夫か」って思ったよ。何年東京住んでるんだよって。(笑)
持丸:
あのときはモバイル・アフィリエイトをガシガシやってて、すごく生活が不規則で。
高崎:
「ベンチャー」って言葉がちょっと出だして、緑色のあの会社が上場して。それに触発された部分もあるのかな。サクッと「一緒にやるか」ってなったよね。
持丸:
おれは、普通に就職して毎日「楽しくない」って居酒屋で愚痴をこぼすような人にはなりたくなかった。せっかくなら楽しもうよ。自分の、それも一度きりの人生だよ?って。(笑)起業以外の選択肢がなかったしね。
高崎:
こっちはそもそも大学卒業できない可能性あったからね。(笑)でも冗談抜きに、とにかく好きにやりたかった。元々個人でやっていた仕事(サプリメントの個人輸入代行)も、法人化して大きくしたいなと思ってた。
持丸:
(高崎の)仕事に対する姿勢とか、将来への漠然とした自信とか、根幹の部分が似てるなって感じたよ。一方で、自分はすごく神経質というか、細かいところへのこだわりが強かったりして、(高崎は)がさつで大雑把、細かいことは気にしないでどんどん前に進むタイプというか。
高崎:
お互いに無いものを補完し合えそうな気はしてたよね。(持丸が)20歳で「0を1にする」を実践していて、すごいなと思った。今考えれば、スッと意気投合してたんだろうね。
持丸:
実は「オンライフ」っていう名前は、(ふたりを)繋げてくれた人が付けてくれたんだよね。
高崎:
良い名前、付けてくれたよね。それで埼玉の自宅で創業して。あの頃はとにかく早く東京に移転したかった。
持丸:
90日間軟禁状態で1日22時間は働いてたね。月の休みはー・・・30時間くらい?(笑)クリスマスも正月も関係なし。それで、設立からまる2ヶ月で渋谷に移転して。
高崎:
余りの時間を、時給1,000円で売ってたりしたよね。いまやれって言われたらやりたくないね。(笑)移転後も、隣のデスクには他の会社の人とかいたね。(笑)
持丸:
会社の成長と、経営者の器はイコールだから、ひたすら成長したいって、仕事に打ち込んでた。
高崎:
他社に対する競合性も低いから、いわゆる”優秀な人材”なんて、あまり遭遇しなかったよね。Excelが開けるっていう理由で採用してたレベル。
持丸:
それで広告屋を5年続けて、通販に事業をシフトしたときは結構しんどかったね。自分自身に経験がなかったし、とにかく余計なコストがかかってて。初速はついたけど、人材がまだ育ちきってない状態でもあったから。
高崎:
このビジネスモデル(広告)が永続的なのかってところに懐疑的だったからね。しんどかった話で言えば、その頃に事業売却して、20人近くの仲間を解雇せざるを得なかったこと。あれは本当に自分の実力不足でしかなかった。
持丸:
あとはオンライフ・ショック。あれは、皆に「自分たちだけで出来るじゃん」って思われたのが原因かな。ちゃらんぽらんだった自分のせいだと思う。
高崎:
さすがのポジティブでも、2,3日は落ち込んだよね。でも、残ってくれた人たちの顔をみて、後ろ向きになっちゃいけないなと。
持丸:
「採用」って言うと、ぼくらが人を選んでいるように聞こえるけど、実は「人に会社を”選んでもらってる”」っていうことなんだよね。
高崎:
あの時は、選ばれないような立ち振舞をしていたんだと思う。それまでは極端に言えば「誰でも良いから採用」って感じだったけど、求める人物像みたいなものを共有するようになったね。
持丸:
そこからコツコツ、5年目くらいまでがんばって回復させて。
高崎:
結果的にいま、50人のメンバーと大きな仕事にチャレンジできるようになったね。

※モバイル・アフィリエイト・・・モバイル専用のWebページに、成果報酬型(アフィリエイト)の広告を導入するビジネスモデル。モバイルが爆発的に普及した結果、それ専用のWebサイトも多く開設され、大きなビジネスチャンスが生まれた。
※オンライフショック・・・2007年6月、社内のNo.3以下ほぼ全員が、同時に退職してしまい、あらゆる業務がストップしかけてしまった事件。

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10年経ったオンライフ。現在の事業。
その先にふたりが
見るものとは

高崎:
短期的に見れば、やっぱり高利益体質であることが重要で。少しでも業績が落ちると、どんなに大丈夫であっても「この会社大丈夫なのかな?」って社員のみんなは不安になる。まずは100億企業にすることが目先の目標だね。
持丸:
それから5年以内に300億、10年以内1,500億、30年後には業界最高水準の3,500億。ここで社会に与えるインパクトがかなり大きくなるね。
高崎:
EC事業は、B to B、B to Cどちらのモデルも成長していて。最近はテンション上がりっぱなしなんだけど。ワイン&レストランはまた別のところに目的を置いてるよね。売上至上主義ではないというか、他にも大事なところがある。
持丸:
飲食は、お客さんの反応がダイレクトにみられる貴重な事業で。「労働環境が良くない」というのが定説だったりして、実際もそう。そういう問題意識も強いね。
高崎:
たまに(オンライフの店舗へ)行くけど、いまはどこも美味しいし、良い店だよね。手前味噌だけど。でも、美味しいだけだと永遠には続かない。「色」の出る個店をドンドン出していきたいよね。
持丸:
100%クリーンにするのは難しいかもしれないけど、楽しんで仕事できる仕組みは作れるはず。あとは、海外事業部も出来たことだし、海外の流行りを採り入れていったり。社員みんなが居心地良い、使いやすいお店を作っていきたい。
高崎:
EC事業だと、いままでは横のつながりの無い商品をリリースしていて。商品開発も販売もノウハウが溜まってきたけど、それぞれ「点」としてポツポツあったようなイメージ。
持丸:
圧倒的に飛躍するために、オンライフとしてひとつのブランドを確立していくのが当面の戦略だね。商品の内容も決まり始めてるし。そのための理念でもあって。
高崎:
“「美と食」を通じて人々の生活を豊かにする”。理念は「ただ”それっぽく”そこにあるもの」ではなくて、会社の基本指針。ガイドライン。新規事業や商品開発をするときに、理念に沿っているかどうかが、今後ブランドを形作っていく大事なファクターになる。
持丸:
マーケティングのノウハウは随分得てきたから、ここからは世界観をとにかく作りこんで、一気にスケールさせるフェーズ。理念や目的、事業の成果を、一人ひとりが”ジブンゴト”にすることが必要不可欠だね。
高崎:
大きくなってきた弊害として、いわゆる”部署プレー”、”個人プレー”を感じる部分があるよね。「自分がこの商品を世に送り出した」という実感が薄い。別にそれ自体が悪いということではなくて、仕組みの問題なんだけど。
持丸:
そのために、部署で分けるんじゃなくて、シンプルに「商品ごとのユニット制」に分けて。ひとりの仕事じゃなく、チームみんなの仕事で、お客さんに喜んでもらえてると。実感できる仕組み化を進めてる。
高崎:
役員も含めて、チームプレーをもっと盛り上げていきたいよね。商品ごとのチームにインクルードされることによって、自分のつくった商品の成果を追いかけることができる。
持丸:
本当に最近よくある話だけど、たまたま会った人がうちの商品を持ってるとか、ザラにあるよね。ああいうときは、本当無条件に嬉しい。
高崎:
嬉しいよね。実際に0から商品を作っているわけだから。近年そういう機会が本当に増えた。5人から7人のチームでそれをやっていて、そういう小さなチームでも充分社会にインパクト与えられている。
持丸:
そういう意味では、協調性がとにかく必要になるよね。逆に飲食店のほうは、ひとりふたりの意志がそのお店を右にも左にも動かす。だから主体性が求められるかもしれない。

※オンライフには、EC事業として「クライアントがいるB to B」のビジネスモデルと、「自社のリソースで全てを賄うB to C」のビジネスモデルが存在する。

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「毎年が過渡期」。オンライフを
スケールさせて
いくための”条件”とは

持丸:
企業が育つということは、人材が育つということ。10年やってきて、色々な反省があって。採用方針がようやく固まってきたという感じだよね。
高崎:
事業方針と共にね。あの頃は、ユーザー(お客さん)ではなくて、株主を見て機能開発したりとか。結局はそういう小さなブレが、後々大きなブレに繋がっていった。
持丸:
色々あったけど、結果的には、目に見えて会社の成長を感じる「いま」が一番楽しいね。ワクワクする。おれは内部管理的な仕事が多いんだけど、ガンガン現場にいく立場的には、どう?
高崎:
同じく、いまだね。業績もよく、やれることも増えて。ただそもそも「あの頃は良かったなあ」とか思うタイプじゃないよね。「いまが一番楽しい」を毎年更新してる。
持丸:
まだまだ足りないという部分も分かってるから、それはこれからも更新されるだろうね。技術革新もあらゆるところで進むし、とにかく変化の激しい時代だから、過去ばかりを肯定しているわけにもいかないし。
高崎:
理念はあるしすごく大事だけど、また変わっても良いと思ってる。「芯」さえ変わらなければ良い。時代の変化に適応していくのが企業として生き残るための条件だし、その「変化」を創り出す側に居たいわけだし。
持丸:
毎年、「今年が過渡期だ」って感じだよね。常にチャレンジしているし、共通した目的意識に対して、高い目標を掲げて毎年本気でコミットしているから。毎年生まれ変わっていきたい。
高崎:
やっぱり大事にしたいのはチーム感。環境に順応できる人。「言われたことだけやっていたい」という人はあまり向いていないかもね。あとは「どうせ○○でしょ」が口癖のような、負け犬根性の染み付いている人は、うちに来るとキツいかもしれない。
持丸:
ある程度じぶんの頭で考える、知的好奇心が強い、夢中になれる。そんな人だと楽しいかもね。0からプロダクトを作って、実際にマーケットにそれを出せるというのは、大変だけどやり甲斐はある。
高崎:
そういう人に、どんどん適切に権限委譲していくことが、スケールさせるための条件でもあるね。良い人材は、良い会社にしか来ない。そのためのオフィス増築改装だったりもするわけだけど。
持丸:
コミュニケーションの機会はより増やしていきたいね。社内にカフェスペースが出来て、早速そこにワイン持ち込んで飲み会やってたりしたよね。(自分は)誘われてないけど。(笑)
高崎:
毎日会食が3本とか入っているんだけど、この前は1本なくなったから、チャンスだと思ってみんなで鍋したりしたよ。そういう場は普段聞けない話とかも出来て、貴重だったりする。
持丸:
それでもまだまだオンライフの知名度は低くて、言ってしまえば高学歴な人材とかとはなかなか遭遇しないよね。設備も福利厚生もかなり整えたんだけど。
高崎:
基本的に、採用活動そのものが苦手なのかもね。見せ方とか特に。「何年後に上場!」とか一見派手そうに見えるようなことは一切考えてないし、個人的にあんまり目立つのが好きじゃない。
持丸:
メディア取材とかも基本的に断ってるしね。「サプリ」って聞くだけで「怪しい成分入ってるんじゃないの?」とかいちいち疑われるのも嫌だし。調子乗ってるとか、チャラいとか思われたくない。
高崎:
逆にうちは、お金の使い方とかかなり固いと思うけどね。IT・Web業界では結構売ってる方だと思うんだけど、五反田の業界マップとかに乗っていなかったり。(笑)
持丸:
それでも知って入ってくれた人には、昇格のチャンスも多くあるし、やり甲斐のある仕事を用意できると確信してる。給与水準はどんどん上げていくしね。
高崎:
役員に給与が集中するんじゃなくて、社員一人ひとりに夢のある給与を出せるようにすること。他社より高いお金を払えるようにすること。
持丸:
給与以外の待遇も盤石にしていく。そのための部署もあるしね。
高崎:
生活の一部に、ライフスタイルの一部に「オンライフ」がある。それが楽しい。そういう風にみんなが思える企業にしていこう。

※ある程度の規模のIT企業をマッピングした記事。それを発信するようなWebメディアもあるが、オンライフは基本的に掲載されない。

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